14代目葛葉雷堂

日向 明(ヒュウガ アキ)


別次元の14代目葛葉ライドウ
顔の疵が己を律する
八咫烏の忠実な犬


帝都を護り国を護る
大事なのはただそれだけと信じて疑わぬ心
修練し精進し烏の敵を討つ


引き結んだ唇が禁欲的
寡黙な書生

まさに品行方正そのもの
傷痕に隠れがちな目元は
切れ長で美しい形をしている


顔の疵がコンプレックス
弱い自身を象徴する証

多くを語らぬその内には
弱い自身への葛藤が色濃く刻まれている
もう1人のライドウを見る度に
其れが痛みを増す


悪魔は大事な戦友
天使の羽を舞い散らし
今日も悪を裁く


人も悪魔も同じ…
共通の意志を持ち戦う仲間
黙っていても天使が声をかけてくるのは
滲み出る殉教者の空気がさせるのか


別世界のライドウ

奔放ながらも強く賢い
その姿に羨望と疑問をつのらせる
彼は何の味方なのだ…と


ロウサイドへの誘い
選ばれし者の為の国家

八咫烏がこの国を良くする
その為には危険分子の排除も厭わない
人を斬る度に苦しい心を偽って…


【戦闘能力】

刀は身の丈程もある大太刀。
普段は腰に帯刀、柄が前方胸部にくるように携える。
勿論鞘が外套下、足元まで見え隠れする。
敵地では背に帯刀、ホルスター背面に固定可能。
鞘は横に割れる特殊構造の為、抜刀が楽。
銃はコルト社の物(ダブルアクションに限る)
射撃が不得手の為、連射性能に長けた銃を好む。

仲魔に後方支援させ戦うのが基本。
背中を完全に任せる位に信頼している(『SS逢魔時』参照)
天使ばかりを扱うのは、勧誘せずとも彼らが仲魔になるので。

受け流さず、そのまま押し斬るのが得意。
大太刀の威力にまかせて相手の武器を破壊する。
だからといってテクニック性に欠ける訳ではない。

道術が得意、符等もライドウより上。
経験上の事(ライドウより、使う機会に多く見舞われた様だ)

【弱点】

射撃下手、威嚇射撃程度しかしない(『SS逢魔時』参照)
意外性を突いた戦術に弱い、頭が固い為。
挑発に乗り易い、言葉に翻弄され易い為。
反射的に顔を庇ってしまう。


【癖】

時間を忘れて鍛錬に勤しむ(『SS逢魔時』参照)
鏡面があると、ふと顔面の疵を確認する。
太刀の柄に下げた房(タッセル)をなんとなく触ってしまう。
油断すると昔の一人称が出る(襲名前は“俺”だった)


【名言】 ↓管理人の独断と偏見↓

「ああ、逃げるべきか迷う所だが…どうやら我に用があるみたいだな」
(『SS逢魔時』より、退くときは退く。戦闘狂とは違う所)

「君も、狙う箇所の趣味が良いとは云えないな」
(『SS逢魔時』より、人修羅と同じく少々潔癖か)

「君の知るライドウは、顔に傷痕なぞ残す間抜けだったか?」
(『SS逢魔時』より、自虐。ライドウに劣等感がかなり有る)

「矢代君、君は我があの男と同じ声や容貌をしているから其れを望むのか?」
(『SS逢魔時』より、同一視されるのが結構嫌らしい)

「ヤタガラスでも、彼を救うのは不可能か?」
(『SS逢魔時』より、ヤタガラスに不可能は無いと思っていそうだ)

「刀を抜け!葛葉ライドウ!」
(『SS羅刹日』より、誇りを以って決闘、古めかしい)

「君は…主人の方の“葛葉ライドウ“と、今歩いているつもりではないのか?」
(『SSその名を紡げ』より、凄く…凄くそれが辛いのだ)

「あのサマナーは元から吸わせる気なぞ無いに等しい…」
(『SS烏の印〜シカケ〜』より、ライドウの事を結構理解している)

「この様な…弱い、弱い我を…赦してくれ」
(『SS烏の印〜留メ拍子〜』より、この後の行為に対する前払い謝罪)

「業斗…俺…もう、駄目だよ」
(『SS烏の印〜留メ拍子〜』より、こうして壊れた)




最終更新日2010/1/26