へえ、君も葛葉…しかも名まで?
ああ、でも綴りは違うのか…
姿形、纏う制服も弓月の君…
連れる黒猫までゴウト。
そうか、君は額に傷痕が在るのか。
しかし、それ以外に違いは見られぬな。
宜しく、雷堂――――
「ああっ!!」
自身の、叫びで目が覚めた。
上下する肩を、両手に抱き息を落ち着かせる。
『どうした雷堂!?』
その声に安堵し、深呼吸した。
布団の上に乗ってきた黒い影に、何とか搾り出した声で云う。
「夢見が悪かった、だけだ…」
『…如何様な夢であった?』
「…ライドウ…向こうの、ライドウの夢だ」
少し前の事だった。
迷い込んできた彼を送り返した。
その次は、我が世話になった。
それまでは、良き同志、だった気がする。
あの日、アカラナ回廊で人修羅と出逢うまでは…
泥中の蓮
「では、そろそろ任務もこなせる様に手配しましょうか」
「本当か、頼む」
白い寝間着も、もう着飽いた。
早く、学生服に身を包み、外套を羽織り帯刀したい。
管を胸元に携え、責務を果たしたかった。
「しかし十四代目、御身体よりも問題は心の病…」
対座する薬師の云う事が、何を指すかは承知している。
「あれから貴方様は、業斗様の術で眠りについておられたのですから」
「…半強制で意識を遮断させる道術だろう、我も、心得ている」
しかし、あれは実用性に欠ける術だ。
何せ、対象が余程弱っていなければ、効きやしないのだから。
そう、つまり我はあの時…
あの、人修羅の手首を斬り落とした時。
心身共に虚弱に陥っていた、と云う事になる。
「とにかく、大変迷惑を掛けた…申し訳無いので、一刻も早く復帰したいのだ」
我がそう云えば、溜息を吐く薬師。
「それが問題と云っても…まあ、十四代目は聞かぬのでしょうな」
「無論」
「…分かりました、では明日からでも、依頼を請け負う様に手配を進めていきましょう」
その許しに、救いを感じて息を吐く。
あれからと云うもの、十四代目の立場すら危うくなったのだ。
他の生き方を知らぬ我が、打ち棄てられてはもう終いだ…
「では十四代目、管をお預け下さいませ」
「管を?」
「ええ、マグネタイトを調整しておく必要が有るのです」
その言葉に、手先は管を探りつつも疑問を感じていた。
「調節とは、どういう事だ?」
『お主の今のマグネタイトに合わせて、管内の濃度を変えるのだ』
「濃度を…?」
『復帰したてのお主のマグでは、奴等も吸収せぬ。薄い気に今の内から浸からせておくのだ』
布団の傍に鎮座していた業斗が、我の疑問を一瞬にして解いた。
そうだったのか、と管を持って薬師に渡す。
「…随分少ないのですね」
「少数精鋭だからだ」
「然様に御座いますか、成る程」
やんわり微笑んだ薬師が、管を鞄に入れ立ち上がる。
合わせて立とうとする我を制し、部屋の出入り口へと向かって行く。
「では十四代目、明日返却しに参りますので」
「ああ、宜しく頼んだ」
ヤタガラスから派遣されたその薬師を窓から見送った。
こうして訪問健診して貰えるのも、最近ようやく叶った事である。
『やれやれ、ようやっと十四代目として動けるな』
「いらぬ心配を掛けたな、業斗」
『全くだ、一時はもう駄目かと諦観したわ』
その師の口調に、黙って俯いた。
それもその筈だ…
虚ろに憶えている…
術が解け、目覚めたら…そこはまるで座敷牢の様だった。
いや、そうだったのかも知れぬ。
半狂乱に、自身の手首を噛んでいた。
そこから、食い千切れたら救われると。
赦されると思っていた。
梁に通された布で縛りを受け、それでも暴れた。
やがて疲弊し、浅く息づくだけとなった頃。
格子越しに聞こえてきた。
アレはもう駄目なのではないか…
やはり葛葉四天王とはいえ、子供だったか…
悪魔に心を奪われるなぞ、教育が足りなかったか…
ヤタガラス…
我を生かす床…我を縛る根…
そこから抜ければ、枯れ果てる、我…
(終われぬ)
(まだ終わる訳にはいかぬ)
落ち着き、縛る戒めも無くなって幾日か経ち…
我は格子の前に立ち、黒装束に声を張った。
「我は正気ぞ!此処より解き放て!」
その声に、装束が集まる。
その黒いカラスの群れの隙間を黒猫が掻い潜って来る。
『雷堂』
「十四代目葛葉雷堂、帝都守護の任…他に譲る気は無い」
『…』
「今再び、ヤタガラスの剣となろう」
そうして、探偵社の自室にて療養後
許可の下りるまで待機、という話になったのだ。
(ようやく、明日から…)
雷堂へと戻れる。
これまで通り、帝都を守護する。
ヤタガラスに牙むく者を斬り伏せる。
これで、全て元通りとなるのだ。
(今から支度しておかねば)
繕われ、糊のかかった立ち襟も上品な外套。
裏地の内に織り込まれた、退魔の呪紋が霊気を放つ。
傍に掛けられた大太刀を手に取り、懐かしい重みに酔う。
久々に取る型に、身体が自然と呼吸を始めた。
(やはり、我の場所は此処に在る)
確信と共に、意識を切り替えた。
何か、脳裏を過ぎる影が一瞬在ったが
それを遮断して、鞘への納刀音で、振り払った。
「十四代目、早速ですが依頼が有ります」
翌日、約束通り薬師が管を携えて訪問した。
空のホルスターを胸元に巻き、それを出迎える。
「良い、何でも受けよう」
勇んで応える我に、管を渡しながら薬師が微笑む。
「頼もしい…それでは、名も無き神社へ向かって下さい」
「如何様な依頼なのだ」
「…貴方の影が、そこに居座っているそうですよ」
その台詞の意味する事。
我は、再び自身の影と相見える…という事。
『ならん!何故お上は許すのだ!?』
威嚇し、毛を逆立てる業斗が鳴く。
「業斗…」
『絶対ならぬ!あの男に再び逢う事は…!』
「業斗」
『断れ!他の依頼に回してもらえ雷堂!』
「黙らぬか業斗!!」
背に携える大太刀の鞘を傾け、その先端で床を打つ。
突如響く衝撃音に、ぴたりと止む。
それを見下ろし、我は抑揚をなだらかに云う。
「お上は試しているのだろう、我をな…」
『ちっ』
「良いでは無いか、迎えようぞ…」
納得いかぬ顔の業斗を連れ、部屋を出る。
「十四代目、健闘を祈っておりますよ」
薬師の声を背に、コウリュウに跨り離陸した。
真に十四代目が務まるかどうか。
同じ相手に屈するか否か。
我を…裁定するのだろう。
深い霧に包まれていた。
今日はいつにも増して、その濃い霧の漂う神社。
コウリュウから飛び降り、地を踏みしめる。
灯篭の間を通過すると、薄っすらとお狐様達が見えてくる。
そして、その向こうの鈴緒の下に居るは…
「お久しぶり」
「…何をしに参った」
「復帰のお祝いに」
賽銭箱に腰掛けて、組んだ脚をすらりと解いた。
その悪魔の様な男が、黒い闇の様な外套を翻した。
「君の調査をしろ、と…ヤタガラスより仰せつかった」
その言葉に、身体が強張る。
「何でも…天の御使いの恩寵を賜る君が不思議らしく…」
腕を組み、こちらをねめつける視線で射る。
「その、天使共々君を調査する必要が在る、と見たそうな…」
「…なれば、如何様に?」
「黙って大人しく、僕のヤタガラスへとおいでになすって欲しい」
その彼の表情は、頼み込む様なもの…では無い。
こちらの返事なぞ、当に知っていると云わんばかりの。
「お断りさせて頂く、貴殿のみで帰られよ、ライドウ」
そう、一言告げれば…
「だろうと思った」
そう云い、彼…ライドウは胸元へと指を這わせた。
召喚の素振りに、我も管へと指を伸ばした。
すると、彼の口元が…吊り上がった気がする。
「以前と同じ様に呼べるのかい?雷堂…」
「馬鹿にしないでくれ」
「呼べば降臨する、君の天使達を出したまえよ…」
云われずとも、そのつもりであった。
久しい管の起動に、指が震える。
「その羽を散らして、ね」
ライドウの、その台詞が嫌に響いた。
開け放つ管の末端から、迸るは毒々しいまでの赤。
その血の様な奔流に絶句する。
びちゃびちゃと湿った音と共に、飛ぶこともなく
地に這い落ちた、肉塊の様な…
「な、何故だ!これは一体…!?」
赤く塗れそぼる二体の、狂える天使がこちらを見る。
その、どこか恨めしげな暗い光に思わず竦む。
『あ、ああああ』
もはや意味など持たぬ呻きに、彷徨う腕。
それが一際、脈動したかと思った瞬間。
ばぐっ
頬に生暖かな、どろりと粘液の様な何かが付着した。
我の見つめる先に、桃色と赤色の混濁した何かと
汚れた羽が舞っていた。
「ふ…っ、う」
急ぎ、口元を覆ったが、込み上げるものを抑える事など不可能だ。
「げっ、げえええっ」
指の隙間をこじ開けて、大して何も消化していない胃液が溢れる。
びちゃびちゃと自身の革靴を濡らし、その吐瀉物と肉塊の上に
がくがくと震える膝を着いた。
「…何故、という眼をしている」
霧を掻い潜り、黒い影がこちらに迫る。
「管に強い毒を流せば、天使もひとたまりもないだろうよ、爆ぜて当然」
管に毒…
先日手渡して以来、中を見る事の無かった事を思い起こす。
「あの…薬師…」
「見抜けぬなんて…君は相当弱っていると見た」
前方で哂う彼が、指を組み上げる。
すればその下に、光と共に悪魔が召し寄せされる。
『十四代目、先日は管を有り難う…』
アマツミカボシ…
(くそ、してやられた)
渡した管、全てに細工されたか。
しかも監視されていた…と云う事ではないか。
「御苦労だったな」
『ふふ…』
彼の胸に還っていく、その反逆の神を確認して
我は鞘に、ぬめる指を持っていく。
「どうだい、人修羅の血は?」
その台詞に、指が止まった。
「マガツヒでさえあんな強いのに、血に漬けられたら…それは狂えてしまうだろうね」
「ライドウ…何を、した」
「管に人修羅の血を注いだ」
『この気狂いめが!!』
駆け寄って来た業斗に、そろりと視線を流す。
『そんな事をすれば、空に放たれた瞬間に身体を巡る気が対応出来ぬ!』
「勿論、其れを狙っての事ですよ業斗童子」
いきり立つ業斗に、哂って平然と答えるライドウ。
『身体が形状を保てぬ』
「天使といえども所詮悪魔の一端…仕組みは同じ」
そのライドウの言葉に滲む愉悦に、抜刀した。
「やはり弱っている」
その切っ先が、彼に振り下ろされる前に
容易く刃で流された。
『雷堂!』
業斗が叫ぶのが聞こえたが、その方へとライドウが銃を向けた。
「止せっ!」
「失礼、童子」
ぱあんと、霧で弾道は確認出来なかったが…
その先に居る黒猫が飛んで、石畳の上を転がった。
「ライドウッ!!貴殿…!」
流された太刀を奮い起こすが、その瞬間を突いて接近される。
「平気だろう?入れ物を変えれば済む話なのだから…」
そのまま銃を、こちらへと合わせる。
膝上の筋を、二発で切られる。
「あっ…ぐ」
どさりと、上半身が地に伏した。
重い身体は、鈍りか、はたまた感情がそうさせたのか。
業斗という支えが打ちのめされた今、心がまた裸にされた。
「…良かったじゃあないか、雷堂」
「ぐ、うっ」
仲魔だった天使の肉と、自らの吐瀉物の上に頬を擦る。
その上から、頭をごりごりと踏みつけられる。
革靴の裏が、学帽を擦る感触。
「これで天使も居なくなったし、ヤタガラスが調査する理由はひとつ減った」
「下郎…っ」
「むしろ感謝して頂きたいくらいだね、君がヤタガラスに行く理由がこれで殺がれたのだから」
その言葉と共に、踏む力が強くなる。
「それにね…僕からも、勧告させてもらうよ」
その声音が、低くなる。
「僕の方の次元に、式を送るのは止めてくれ」
「式…」
「とぼけるな」
頬を蹴られ、口内に血の味が広がった。
「それとも何だ、夢うつつに式を飛ばしていたのか君」
そのまま口元に靴先を押し付けられる。
「君ので汚れてしまったよ、ほら、綺麗にしてくれよ」
ぐいぐいと唇を割るように先を当てられる。
そのおぞましい行為に、顔を背けようとすれば
そのままもう一度蹴られた。
「毎日の様に、銀楼閣の僕の部屋に…白い式が飛んできた」
「…」
それを揺れる脳で、ぼんやり聞く。
「妖気は感じぬので、無視していたが…それを人修羅が気付き始めた」
「…人修羅」
心に沈殿していた感情が、浮上する。
「鳥の形をした、白い式…広げ見れば驚いた…薬包紙じゃないか」
「…あ、ああ」
思い出した。
あの座敷牢で折り続けた式。
服用させられていた薬の包みが、綺麗な白い正方形で。
あの混濁した意識の中、それを祈り込め折り上げた。
「式自体に大した霊力は篭っていなかったが…広げて解ったよ、雷堂…君が放ったとね」
「そう…だ、我が、した」
汚れた唇で、そう認めた。
「逢いたひ…と、血で書かれていた」
ああ、書いた。
「次に来た式には、その手に触れたひ」
書いた、指を噛み、血で綴った。
「その次には、謝りたい」
「赦して」
「その肌に、心に触れたひ」
「逢いたひ」
「逢いたひ」
「逢いたひ…」
ああ、書いた、幾度も綴った。
「最後など、君が過剰摂取で死んだのではないかと、アマツミカボシに確認するまで思ってしまったがね」
「…」
「人修羅があくる日、窓を見つめて佇んでいた…その、窓は白かった」
「…」
「君の放った式で埋め尽くされていたのだよ、硝子が」
ああ、あった。
返る筈も無い返事を求めて、大量に請い、飲んでかき集めた薬包紙の
その一枚一枚に血で綴る想い。
…抑えていた心が慟哭した。
思い出せぬ方が、幸せだったかも知れぬ。
逢いたひ…唯君に
その手首に触れて謝りたひ
赦しを得るまで止めぬ
その心を見せてくれる迄…この愚かしい想いを
「どうし、て…」
「…思い出したのか」
「どうして、逢う事すら、赦されぬのだ…」
「赦さない」
「ただ、逢って…謝りたい、我は、もうそれだけで良い」
「その大量の式はね、燃さしたよ、彼に」
そのライドウの言葉に、視線を上げる。
その、仄暗い眼の奥底に、滾る熱が垣間見える。
「彼に命令して、燃さしたよ…彼の悪魔の術で。白い式が…まるでアポロンの使いの様に、真っ黒になって…物云わぬ烏に成ったがね」
その、焔を思い出して、眼の内に思い描いているのだろうか…
「泣いていた、気もするね」
「…ライドウ、貴殿は…彼をどう、したいのだ」
苦しい胸を押さえ、そう呟けば彼はふっと微笑んだ。
「あれはね、大事な駒だから…遊戯の最中に手駒を取られてはたまらないだろう?」
「お、思いあがる、な…」
「勝てるかもわからぬ勝負に、負けの要因を増やしたくないのでね」
「人として、外れているとは思わぬ…か」
「人?僕は狐だよ」
ライドウの、その言葉を紡ぐ唇が耳元に降って来る。
吐息もかかるその距離から、苦々しげに。
「どうせ君は、この次元のカラスから温き巣で育てられたのだろう」
帽子が撥ね飛ばされ、髪を掴まれ、ぐいと持ち上げられたと思えば
すぐさま汚泥の上に叩きつけられた。
「育ての師も殺さずに!」ぐじゅっ
「毒も喰らう事無く!」ぐじゅっ
「鞭に穿たれる事無く!」ぐじゅっ
「狐が成るのは女人のみと!姦される事も無くっ!!」ぐじゅっ
息を密かに荒げるライドウの言葉の端々に
感じる…何かが在る。
「雷堂…君は…君は何故あれが、人修羅が欲しい」
「欲しい、では…無いっ」
「何故謝罪したい、何故その心に触れたい」
「げほっ、それ…は、彼の…心を、救ってやりたい、と」
「…」
「この、望みは同情かも、偽善かも知れぬ、しかし!」
「ふ…はは…あはは」
打ち付ける事を止め、笑い声を上げるライドウ。
我はその拍子に、口に入った汚物を咽て吐き出す。
「君は勘違いも甚だしい…」
「何が、だ!」
「自分が墜ちてやれば、人修羅を救えると…思っている口ぶりだな」
「…」
「違うのだよ…僕達の下に、墜とすのだよ」
「…!」
髪から指が離れてゆき、頬が生暖かい死臭漂う泥に沈む。
外套を掃い、腕を組みライドウは哂った。
「人修羅は、悪魔に成っても墜ちきらぬよ…あれの魂を堕天使が気に入るのも納得だ…」
「どういう事、だ」
「染まりきらぬ魂を、力を持っている…あの貧相な体躯に…泥にまみれた僕等とは違う」
「泥、に」
「そうさ、あれは泥中に在る蓮」
「…」
「ボルテクスの創った、人も悪魔も当て嵌まらぬ…新しい精神を持った生き物、だ」
「ただの、功刀矢代、だろうに」
「それでは僕が人に成れぬ!」
突如、ライドウの笑いが怒声に変わった。
「ヤタガラスを叩き潰して!この奇怪な我が身を!人の身に昇華させるには…あれの力が必要なんだっ」
嗚呼…狂っている。
我等は、狂っている、のか。
「天の恩寵を受ける君と、獄底から愛される僕とでは…やはり対極している」
「ライドウ、貴殿…本当に彼を」
「まるで陰陽だ」
「彼を本当に、人修羅以外で見た事は無いのかっ」
「相容れぬ」
「彼は少なくとも…」
「黙れ!!!!」
その怒号に、我は思わず口を噤む。
頭上からの搾り出された様な叫びに、頭を埋められた。
「…何故、デビルサマナーとして以外の接し方が出来るのか…理解不能だ!」
その言葉を最後に、彼は駆けて行き、霧の中へと消えた。
我は軋む身体を、ようやく持ち上げて業斗へと寄った。
まだ温かく鼓動する黒猫に安堵して、顧みた。
辺りに飛散した天使の残骸は、泥の中の様だった。
泥中の蓮・了
↓↓↓あとがき↓↓↓
雷堂がひたすらライドウに嬲られております。
想いを薬包紙に綴り、式にする…
これが書きたかったのですが、思いのほか…
ライドウの悲壮も滲んでしまいました。
狐と云われ続けて、自身が人間と思えぬライドウ。
能力が高いので疎外され続けた結果、あの様に育ちました。
狐にかこつけて、悪戯もされたみたいですし…可哀想ですね。
しっかし、吐瀉物と血肉にうずめて、上から踏みにじるなんて。
ニャー!ステキ!(おいおい)
何気に相当採血されてしまってますね人修羅。
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