『おい、ライドウ…ライドウ!起きんか!』
聞き慣れたお節介な猫の声が、目覚めの一声となる。
「…ああ、僕…また寝てましたか」
どうも陰陽の均衡が乱れてから、眠気が酷い。
皺になった外套を捲り、着衣を正す。
寝台から起きれば、口に何かを咥えたゴウトが寄る。
それをつい、と掴み上げれば手紙の様だった。
無言で広げて眼を通す。
『何とあるか?カラスの使者から寄越された』
「…名も無き神社へ行きましょうか…どうやら開いたらしいですから」
『平行世界への穴が、か?』
「ええ…さ、参りましょうかゴウト」
刀身の頑丈な刀を帯刀し、銀楼閣を降りた。
先日、刺す様な視線を浴びつつ後にしたその機関本部。
相変わらず薄い警備に、鼻で笑う。
だが、今回は堂々と行く必要は無い。
此処に確実に人修羅が居ると限らないからだ…
これで居なかったなら、とんだ無駄足である。
『どう入るのだ』
「あの離れた処から行きましょうか」
僕の視線を追ったゴウトが、ミャウと鳴く。
『おいおい、高いだろうが…あの窓』
「だからこそ、ですよ」
それに、あの位置…在っても部屋はひとつ。
囲まれる事は無い。
その近くまで、歩み寄り上を見上げた。
ぽっかりと浮かぶ月が、辺りに光をもたらす。
「明る過ぎる」
『行脚には十分だろうて』
「落ち着かないです」
まるで日中の様だ。と思いながら管を抜く。
『ちょっとおお!最近非戦闘中ばっかじゃない!』
怒れるモー・ショボーに、平然と命令する。
「飛ばせる所まで、上に飛ばしてくれ」
『風の通り道ですらないし…っ!足りなくても知らないわよライドウ』
「そうだな、それで全身骨折でもしたらお前が看病してくれ」
そう云えば、その悪魔は急に笑顔になる。
『ええっ、ライドウの看病!? ちょっと美味しいかもぉ』
「分かったならすぐに頼むよ」
急かせば、また膨れ面になったモー・ショボー。
『もうっ!勝手に飛べぇっ!!』
二撃、三撃と打ち上げる風。
それに乗り上昇していけば、当然モーショボーは追いついて来れない。
『ライドウ!』
焦った声のゴウトの尻尾を掴み、管を更に抜く。
フギャア!と鳴くゴウトを無視して召喚したのは茨の化身。
「アルラウネ!」
『了解!あそこで良いのよね?』
みるみる内に伸ばされた茨の蔦が、窓の格子に掛かる。
そのアルラウネの肢体に脚を絡ませ、そのまま壁へと接地する。
茨蔦でぶら下がった状態のまま、アルラウネの頤を掴む。
『どう?ご主人様?』
「完璧」
そう云い、そのぷっくりとした唇に吸い付く。
働きには、当然マグネタイトの対価を与えるのが身上だ。
唇を放せば、うっとりとしたアルラウネの身体の薔薇が咲き誇る。
『あ〜ん!やっぱり貴方のマグって極上!』
「それはどうも、お前の薔薇も相変わらず良い香りだ」
咲いた薔薇の芳香をひと嗅ぎして、笑顔で視線を流してやればくらりとする悪魔。
『おい…っ!いつまでそうしておる!さっさと昇れい!』
その声に、そういえばゴウトを掴んでいたかと思い出した。
蔦をするすると手繰るアルラウネに、しっかりと脚を絡ませれば
ゴウトが怪訝な眼でこちらを見る。
『あまり異性に密着するのもどうかと思うが』
「遊郭ではこれを仕事とする人種も居ますが?」
『それとこれとは別だ』
「なら構いませんよね?」
そう云いニタリと笑んで、アルラウネの乳房にがりりと咬み付く。
のぼせた吐息をつくアルラウネにまで、何故か切れるゴウト。
『お主も翻弄され過ぎだ!全く…!というかお主だライドウ!!』
「だって、女体の方が美味しいに決まっているじゃないですか」
『既に比較対象がおかしい』
戯言を交わす内に、格子へと手が届くまでに昇れていた。
『じゃあ、後はどうするのライドウ?』
「僕が中に入ったら、もう管に戻ってくれて良い」
『了解。ああ、短い逢瀬だったわぁ』
名残惜しげな視線は、遊郭の遊女のそれに似ている。
そんなどうでも良い事を思いながら、格子の上へとよじ登る。
その空から、窓を確認する。
高い位置だからか、鍵すら無い。
簡単に、するすると開いた窓の隙間から中を見る。
暗闇が広がり、射した月光に照らされる物も見えない。
(無人か…?)
警戒しつつ、身を中に移す。
アルラウネが管に戻ったのを感じ、すぐに違う管を抜いた。
淡い光と共に現れたイヌガミに、目配せで命じた。
『話シ声…下階カラ…聴コエル』
「何と?」
『…コノ部屋…十四代目ノ、使ッテイル部屋、ラシイゾ』
「…そう」
しかし、今は不在の様子だ。
『デモ、ソノ十四代目…眼ガ見エテナイラシイ』
「眼が?何故だ…」
『他ニ拾ッタ無駄話ニヨルト…ナンデモ、眼ヲ抉ッタ…トカ』
「抉った?それはまた…ふふ、気でも狂えたかあいつ」
一体何があったのかは知らぬが…それなら好都合だ。
屏風の陰に身を潜め、待つ…
『ライドウ…!』
「分かった、隠し身で命じるまで待機しろ」
そのイヌガミの声に、身体を臨戦態勢にする。
がちゃり
金具の音がして、その音の方向へと視線を送る。
薄ぼんやりと浮かび上がる…人影。
黒い外套、学帽…だが、その眼元を覆うのは白い包帯…
(葛葉雷堂…)
本当に、眼が駄目になったのか。
それも両の眼を覆っている…盲人と成ったのか。
それではもうサマナーなど勤まらぬだろう。
雷堂は、確かめる様に脚を踏み出していき
前に翳した手は、やがて壁へと着いた。
その壁を伝うように、掌を這わしている。
(全くの盲人ではないか…)
その姿に少し驚いたが、不安要素は減った。
どうしようか、背後から羽交い絞めにしてやろうか。
そうしたら、人修羅について問い質し…
雷堂の事だ、庇う可能性が在るな。
そうすれば、口を割るまで嬲ってやるのも一興か…
脳内を巡る思惑に、思わず口元を歪める。
向こうで壁に這わす雷堂は、壁に掛かる物を指先で確かめている様だった。
あの、例の大太刀がその指にかかると、ゆるゆると鞘から引き出している。
視えぬのに、抜き身とは危なっかしい事をするものだ。
そう思い、眺めていた。
屏風の端からずっと覗き見ているのも飽き、その屏風を背に陰へと戻る。
『ライドウ!』
突如、イヌガミの声が、脳内でなく耳に聞こえた。
その声に、すぐ抜刀したが、声が降り注ぐ。
「視えぬと思うて油断したか!」
背が熱い。
音を立てて、花鳥画の屏風がばらりと床に崩れる。
振り返り、刀を翳せば二撃目がそこへ打ち付けられた。
「へ…え、どういう事?心眼?」
じくじくと血を流しているであろう背を丸め、それを受け止め続ける。
「貴殿こそ、不法侵入もいいところであろうが…」
「…不意打ちする奴に、法など関係ないだろうよ…っ!」
がちがちと咬ませた刃を、そのまま床へと流した。
空いた手で銃を抜き、その不可視の筈の彼へと発砲した。
狭い屋内、なので銃はなるべく使わぬ様にと思っていたのだが。
かすれた音がして、その雷堂の眼下がはらりと見える。
白い包帯が捲れ、その覗いた彼の右眼に、釘付けになる…
金色の眼が、彼の其処に在る
身体中の血が、奔流となって脈動する。
何故?
何故其れが其処に、其処に其処に其処に其処に!?
「日向あああああっ」
発砲した銃をそのままかなぐり棄てて、刀を片手に雷堂へ突っ込む。
突き飛ばし、馬乗りになって僕は叫んでいた。
「その眼は、その眼は何だ!?云え!其れが何かを云え!!」
前髪を鷲掴みにし、額を曝す。
口の端を切ったのか、赤く唇を濡らした雷堂が…
笑った。場違いな、酷く柔らかな笑みで。
「矢代君が、くれた…」
その言葉に、血の気が引いた。
「我の眼の前で、同じ様に抉って…差し出してくれたのだ…」
うっとりと微笑み、その右眼の金色に指を沿わせる。
僕は、慟哭をなんとか治めて問う。
「待て、よ…お前に何故、人修羅がそうした光景が視える…なんだ?妄想ではないのか?」
そう、哂って云えば…下の彼は唇を引き結んだ。
「本当に我が心眼と…妄想の中で眼を貰ったと、貴殿は云うのか…?」
雷堂の眼元の指が、その傍の左目に移る。
するすると外されていく包帯の下に…
墨色に煌く眼が、在った。
それは濁っていない、間違いなく…視えている。
「その両眼、駄目になったのでは」
「皆、こうして両の眼を塞げば思い込む…」
「な…」
「我が帝都を放置して、無責任に身体を化石にする筈なかろう」
「お、お前…」
「左は視えてる…右は、元より義眼だ」
つまり…雷堂は、何も以前と変わらない。
ただ、眼に包帯をしていた…だけだ。
「右の傷を見れば分かるだろう…もうこちらの眼は死んでいた」
何故、僕は違和感に気付かなかったのだ。
そうだ、その通りだった。
それだから、仲魔を常に右へ置き、打ち合えば右が弱かったのか…!
「それ、人修羅に云わず…お前は眼を奪ったのか」
「奪ってはいない、彼は自ら我の右の虚へと嵌めてくれた…」
「同情で奪ったのだろうが!」
「何もこうするつもりで抉ったのでは無い…しかしな、彼の哀れみが…!罪悪感が!この身に浴びれるのなら、騙し続けようと思ったのだ…」
なんなのだ、この感覚は。
「彼の眼を、包帯の隙間から垣間見た…!あの…あの罪悪に苛まれた!怯える様な金の眼が!とても、とても!綺麗だった!」
何故僕は黙って聞いている。
「温かかった、矢代の手が、その眼が虚の筈の我の眼に注がれる度に、視えぬ鎖が彼を絡めるのを、はっきりと感ずる!この内に!」
こいつ…は、何を、何を云っている。
「泣きながら!啼きながら!抉ってくれた、容れてくれた!あの瞬間を思い出すだけで口元が歪む、笑みが、自身が抑えきれぬ…っ!ふ、あは、ははははっ!!」
こんな男だったか?こいつは…雷堂という男は。
「抉るなら、取りたいなら取るが良い…ライドウよ…」
こんな顔で哂うのは、一人しか知らない。
「此れをくれた、その事実がかけがえの無い、我の宝物なのだから」
こいつは…僕か?
ここで、抉り出したところで…なんなのだ。
雷堂の云う通り、事実が抉り消せる訳では、無い。
「それに、矢代君に伝えるのなら…伝えてくれて構わぬ」
「お前を、怨むだろうよ、雷堂」
「…貴殿なら解ると思ったのだが、夜…殿」
声を上げていた時のそれとは違う、酷くうっとりとした微笑で…
雷堂はその右眼をまばたかせる。
「憎まれたとして…その憎しみこそ、永遠に我々を結ぶ鎖となるだろう?そして彼の眼がこの身に在る事実が…それを鮮明にする」
「お前、何を云っている…」
「反して…憎まれず、更に同情を買うのなら…今度は何処を欠損させようか、と、普通に妄想する我が恐ろしい…!」
口元を押さえ、歓喜に震える雷堂から、伝わる…
どくり、とマグネタイトが感情で溢れている。
「次は振りでは無い、彼が哀れんでくれるのなら、偽り無く何処でも差し出そう!その度に彼は、その箇所を、肉をくれる…」
「あれは…僕の…悪魔だ」
「一体…何処までなら、差し出してくれるのか、知りたくない、おぞましい…浅ましい!!だが…我は…本当の我は知りたい!知りたくてしょうがないのだ!!」
「あれはお前の悪魔では無い!!生殺与奪も身体も魂も僕のものだ!!」
その口を黙らせたくて、刀を翳し振り下ろす。
月光を反射させる刀身。
それで煌く、金色の眼をまともに見てしまった。
「…っ」
切っ先が、彼の眼前で止まる。
(ち…がう、こいつは、功刀矢代では、無い…だろうが!)
その金色の眼に、制止させられたかと思うと…気持ち悪かった。
馬鹿ではないか?何を躊躇うのだ?人修羅であったとしても、殺せる筈。
何を躊躇したのだ?いつも半殺しくらい、容易くやってのけるのに。
まさかそれより先に行けぬのか?僕は…
いいや、それよりもっと感じる予測に憤りを感じる。
「貴殿も分かるだろう…平行世界の分身を消すことが、良い影響をもたらさぬ事くらい…」
雷堂が、落ち着いてそう呟く。
そう、そのまま、そう感じていた。
互いに…憎くても、殺せないのだ…僕と、この男は。
だが、僕はこのまま雷堂を五体満足で返したくなかった。
「く、くくっ……ギリギリ、なら大丈夫だろう?」
沸騰しきって麻痺した脳内が、身体を動かす。
そう、殺す、殺す寸前で止める。
首の皮一枚で…!
そんな暗い感情が、迸る。再度刀を、振り翳す…!
「サンダルフォン!!」
「何!?」
その雷堂の号令に、思わず背後を振り返った。
イヌガミが疾風に弾かれ、こちらに飛んでくるのが視界に入る。
避ける間も無く、そのイヌガミをぶつけられ壁際まで弾き飛ばされた。
「が!あっっ!!」
背の傷から、滴った血が床を汚す。
『ラ、ライドウ…スマヌ、アノ天使…巧ク隠レテイタ…』
「…ち…っ!」
棄てた銃を拾いに、その場へと駆ける。
「葛葉ライドウ!彼の…魂を使役するは、我ぞ…!それだけ刻め!!」
銃を取った瞬間、更なる衝撃が身体を巻き上げる。
この狭い空間では避ける事すら不可能な、突風。
「ら、雷…堂っ!」
「またいずれ…十四代目葛葉ライドウよ…貴殿が刀を抜くなら、我もそうしよう」
その言葉を合図にして、窓に向かってなだれ込む風。
「っああ!!」
イヌガミと、一緒くたになって窓に叩き付けられる。
びしりびしりと亀裂が入ったかと思えば
あっという間に格子も折れ、僕の身体は宙に投げ出された。
『ライドウ!』
追って飛び降りてくる黒猫の声にハッとし、ぼやけていた頭が晴れる。
管を引き抜き、イヌガミを戻したと同時に口で引き抜く。
地面に激突する前に、召喚したツチグモの背でなんとか受け止めさせた。
軋む背に、痺れを感じながら…考えるのは人修羅の事、だった。
あの雷堂の口調…もう、元の帝都に還っているのか…
『おい…あの雷堂…何故あの様な事に?』
「さあ?薬で頭がいかれたんじゃないです?」
辺りでうろついてるであろうモー・ショボーの影を探す。
『人修羅に、奴の眼が視えていた事は云うのか?』
ゴウトのその台詞に、探す事を中断して、ゆっくり振り返る。
「…憎しみまで取られたら、僕には何が残ります?」
『…』
「憎しみまで雷堂に奪われては、堪らない…」
燃え立つ、内で暗く、燻る感情が。
雷堂のあれを、狂っている…と云いきれる筈があろうか?
僕とあの男は、やはり…根底にあるものは同じなのだ。
「あの眼が本当に人修羅のか…確かめなくては」
『お主も…もう虜…ではないのか?』
「ゴウト、召喚師としての僕をあまり侮辱しないで頂きたい」
ツチグモの上で体勢を立て直す。
背に奔る痛みに、一瞬食い縛る。
「っく」
あの、鞭の傷が浅く開いていく感触が、ぴちりぴちりと
塞がりかけの傷口が、ぱくぱくと呼吸を開始する感触が汗を滲ませる。
『背の呪いも解けぬうちに挑む奴があるか…』
ゴウトの言葉を流して…沈黙のままツチグモを走らせた。
破れた窓から、自身の影を見下ろした。
そのまま地に叩きつけられ、潰れるとは思っていなかった。
そんな軟弱な思考はしていない。
我が話していた時の、あの猛獣の様な眼が…今思えば恐ろしい。
純粋な殺意、不純物の無い、美しい殺意。
『おい、派手に散らかしたではないか』
「業斗…!すまぬ」
ギイギイと揺れる扉の隙間から、黒猫がすらりと現れる。
「もう肉体は大丈夫なのか?」
『ハッ、お主の茶番をいつまでも放置する訳にいかぬからな』
ピンと立てた尾をそのままに、我の傍に寄る。
その翡翠の眼が、恐らく…我の右眼に注がれている。
『人の身には、その眼球の魔力はキツかろうて…何故無理して嵌める』
「…これが、罰…だから」
そう答え、落ちた包帯の中に在る、左眼を覆っていた眼帯を拾う。
其れを今度は右眼に掛けた。
『おまけに、外出先で芝居小屋に行くのは許可しておらぬぞ』
「聞いたのか」
『従者が常に見張っている事くらい承知だろう』
それもそうだった。
視えぬ振りのし過ぎで、どうやら視えなかったらしい。
バラバラになった屏風の上に飛び乗り、業斗が啼く。
『お主に親なぞ居らぬ、還る事は禁じられているだろうて』
「小父様に…会った」
『聞いているのか雷堂』
「一曲聴いていきなさい、と云われた」
『おい』
「跡取りもせず、逃げた俺に、笑って下さった…」
あの瞬間だけ、視えなければ良かった。
『明では無い、お主は雷堂だ!』
「知っている…もう、茶番は終いだ、舞疲れた…」
転がる太刀を拾い、鞘に納める。
「明朝、皆の衆に謝罪しよう…そして元以上の働きをしようぞ」
業斗にそう云えば、ふっと鼻を鳴らした。
『お主が義眼だったと知るのは、俺を含め数名だけだったから今回の様な戯れた真似が出来たのだ…分かっているな?』
「ああ…もう、夢は醒めた」
そう、醒めた。
この右の虚に、彼が居るから、もう現を歩ける。
(小父様…この不貞な息子を御赦し下さい)
狂った舞を、きっとこれからも隠れて舞うのだろう。
能面も無く、扇も無いが…
嫉妬に狂った、この己の面が在る。
金泥では無く、暗く輝く金色の眼が在る。
(嗚呼、まるで我が泥眼…)
明けていく窓の外を見て、掌を陽に透かす。
其れを扇に見立て、ひとつ舞う。
咎める業斗を聴こえぬ振りで、舞う。
君の心を縛った我の罪を
この身に受ける魔の力で罰としよう
屍になるまで舞おう
君の心に立てるなら
泥眼に遮眼帯(後編)・了
↓↓↓あとがき↓↓↓
はい、眼球移植です(一部の御方には読める展開)
しかし、元から義眼という設定は少し特殊では…
あんな傷が眼元に残っていれば、そうではないかと。
人修羅も結構簡単に身を捧げてしまう辺り、病気が染ったのかと。
雷堂の過去…もう捏造が半端じゃないですが、なかなか似合ってると思います。
気品が在るのです、雷堂には。
ライドウは、強かに生きるしか無い、そんな人生を歩んでいます。
てかアルラウネとのやり取りがエロくなった。
私は女タラシのライドウがどうやら好きらしいですね。
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