* あとがき*
あれっ、勝負はどうなったの?と思われそうですが、回想と場面転換が多いので今回はこれでキリにします。
ライドウと人修羅との決着は次で……このままいくと引き分けな羽枚数ですが、当然人修羅の目論み通りにはいきません。ネタバレにもならない展開ですので、先に述べておきます。
人修羅のあの性格のきっかけは千晶ですが、そこからどんどん他者との交流に積極性が無くなったのは、元の素質かと。
『ヨスガの思想』に辿り着くには、どういった記憶が必要なのかと考えており…あの攻撃的なコトワリも、そう感じるのは人間社会に持ち込むからであって。生物としては案外ノーマルだったのだなあと思いました。
お嬢様で帝王学を叩き込まれたとしても、それは周囲を出し抜いたり教育する能力であって。もう少しコンプレックスに近い、恥の意識が必要だと考えました。
嫌悪対象というのは、自身に覚えがあるというパターンが一番攻撃性を増す気がする為。
幼馴染というのは公式設定なので、この辺も活かして。第一章の頃から、千晶との関係はおぼろげですが構想してありました。今回ハッキリさせた次第です。
…創世転生を繰り返すごとに、コトワリの思想も塗り替わるか?でも転生のタイミングは受胎前なので、幼少時の記憶は結局同じままですね。千晶の根源にある意識は揺らぐ事は無いでしょう。
「弱い者は乱し、惑わすの。自分では何もできないから。」「彼らの相手をしている限り、美しい世界の完成する時は来ないのよ。」「どう?私の言うこと、わかってくれるでしょ?」
ゲーム中の彼女の言葉。
乙女ロードに行った事が無いので、これまたあやふやな情景描写。腐女子のイメージ像は、皆様に任せます。