* あとがき*
乳首と臍に呪具をピアッシング、酷い辱め。
それが嫌ならさっさと擬態を覚えろ、というライドウのスパルタ。
いいや、単に自分の血で生成した装飾を人修羅に施したかっただけかも知れないですが…
両乳首に天叢雲剣、臍に八咫鏡…形状的には剣はバーベルタイプ。鏡はディスクタイプ。
潔癖な矢代には拷問並みの装身具。
ピアスは自分がしないので、適当に調べただけです…色々違うのかもしれないです、すいません。
一見良い奴の新田勇にも、密やかにこぞむ妬み。
《言霊》は、言霊(コトタマ)学から。
葛葉一族が呪文の様に挙げるのかと問われれば、そんな事は全く無いと思われますが御勘弁を。空気感です。
虚空の宇宙の中に、最初に生じた一点、それをホチというそうで。
「胞衣いよいよからみからみて…」の胞衣(えな)は、胎児を包んでいる膜や胎盤諸々。
《ファイアアゲート》は炎瑪瑙…メノウの変種。古来魔除けに使われてきたそうで、勾玉とかにも。
燃え盛る焔の様な模様。魔を祓うので、それを利用した、という感じに捉えて頂ければ。
前進・進歩・発展とか、なかなかポジティブな作用が働くそうですが…この使い方では…
姿を消してくれるという伝承が有るので、それも兼ねて。
《経絡》については、深すぎる上、自分がよく解ってない為、説明しません(怠惰)神闕穴は臍。乳中穴は乳頭です。
力が集中してる経穴のイメージからの選出箇所。
いえ、そんな決して…そこにピアッシングしたいからなどという理由で………すいません。
タイトルの「臍を噬む銀」は、様々な後悔の念に駆られる(「臍を噬む」)人修羅と…彼の臍そのものを噬む金属(銀)をイメージして。
銀は月の象徴…今ひと時のみカグツチを覆い隠すライドウの思惑の具現化。