* あとがき *
殆どライドウと雷堂の会話シーンでしたが、このあたりで雷堂の事を挟んでおかねばと思い…
そっくりなのに十五代目ってどういう事? ライドウじゃなくて雷堂なの?
疑問符が浮かぶ事と思いますが、それは今後じわじわと、人修羅やライドウを軸に判明させていく予定。
冒頭で投げやりな態度の人修羅、これからどうなる?
ライドウの所持する携帯電話は、過去作「2-9.船上のメリークリスマス」から分かる通り、矢代の母親のものです。「2-18.灰色のテーブル」でアイドルオタクらしき描写も有るので、登録メロディもその類でしょう。ライドウは特に気にせず利用している、と。
↓余談↓
《ミメシス:Mimesis》
タイトル前に説明入ってますが、長編における雷堂を象徴するワードです。単なる模倣と捉えるか、模倣こそを上位(潜在・人間の本質)と捉えるかで、また解釈が変わってきますが。
ガレの模倣ランプが砕ける様も、その破片で模倣を助長されるのも、ミメシス要素を強めている描写です。
なお芸術論(哲学解説)に関してはこちらのブログが分かり易かったので、URLで記載しておきます。https://ameblo.jp/kengonagai/entry-10117529238.html