高い天井に、揺らめく灯篭の灯り。
磨き上げられた板の床を見て、主人の部屋より数段格上の素材と思い知る。
そんな、どうでも良い事に気を逸らす程に、私は動転しているのか。
適当に、この世を興じて生きてきた私が?
「如何なる理由があってっ」
羽交い締めにされる、主人を前にして、何故身を隠す?
「お答え下さいまし!三本松様!!」
声を張り上げた主人、だが、その叫びは松には届かない。
ぴしゃりと大扉が閉められ、松は応えぬまま、密室となった。
「お狐、暴れるでないぞ…これまで散々待ってやったのだ、頃合だろうて」
愉悦を含んだその声音は、主人の腕を取る黒装束から発された。
既に、その手先が肌を舐め回すかの如く這い伝っている。
「…何の儀式でありましょうか」
「我々がな、くく…喰らってやろうと思いたって、許可を得たまでよ」
「許可…」
「松様は云ったぞ?壊さなければ良い、と」
一同が一斉に笑った。すればみるみるうちに主人の頬が赤くなる。
「御戯れが真意なれば、糾弾致しまする!」
自尊心を言葉で詰られるだけで、激しく激昂するのだ、私の主人は。
なのに、それだというに、何をするか…この烏達は。
「儀式に昇華させれば良いだけの事、何、力を抜けばそうそう痛く無い」
「御神酒を持て」
白い襦袢越しに、白い肌が薄く透けていた。
引き締まった胎の筋が躍動している、呼吸が荒い。
「御上様!」
「下手に動けば、お前がどう処遇を受けるか、解らぬとは云わせんぞ、紺」
怒りに震える眼光が、揺れた。
跳ね除ける腕が、ゆるゆると力強さを失くしていく。
その様子に、腕を捕らえていた装束が肩を小さく震わせた。
「そうだ、拾われた身で、そうそう簡単に葛葉の席が獲れると思い上がるでないぞ」
それが始まりの合図となった。
「御神酒はな、純粋な物だぞ?そこらの酒屋で買える物と思うな?」
「っ……っぁ……」
後ろ手に縛られ、喰い込む紐は封魔の荒縄。MAGを通しても楽には切れない。
腰を突き上げる形で、土下座の体勢をさせられる主人を見て、まるで他人の様だった。
使役される身というのに、潜んでいる、助けもせずに。
「ほうほう、酒豪よの、ほほ」
囃し立てる周囲の装束、一様に注がれる視線は一所に集中している…
下着すら掃われて、曝された下肢。
秘部を本来覆う布は、首に巻かれている。
まるで犬の様に、それがぐいぐいと引かれ、俯こうとする主人を上向かせる。
「っぎ……」
冷や汗が、じわじわと、普段なら涼しげな頬を伝う。
睫毛を震わせて、微かに開かれた唇は浅く呼吸を繰り返す。
「もう二本はいけるだろう?」
「同じ銘のはもう無いぞ?」
「仕方ない、ほら、犬芸で云うアレだ、チンチンしてみろ」
あまりの俗っぽい比喩に、その発言をした周囲から失笑が零れる。
当の装束も悪乗りか、首から垂れる褌をぐい、と引き、促しては嗤っていた。
「あ、ぁ、っ、ふ」
視線が定まらない主人が、両脚をどうにか支えに、膝立ちとなる。
呼吸を整え、眉を顰めたまま唸る。
「この、様な…御無体…っ……葛葉の、サマナーに、必要でありましょう、か」
「他の候補なら、こうはならぬだろうなぁ…ふっ、ひひ」
「自分、に…何の落ち度が」
「落ち度?少し生意気な位で、他は全て及第点…いいや、それ以上なり」
膝で体を支える主人が、局部を見られる羞恥に震えるよりも…苛まれる要因。
御神酒の瓶を、直に後孔に注がれ続けて数本目。
薄い胎は、ゆるゆると脹らみを増していた。
「ほれ、狐、畜生みたく鳴いてみや」
軽く、その胎を、しわがれた爪先で蹴る装束。
瞬間、唇を噛み締めて瞼をきつく結ぶ主人。
黒髪の先から、雨の格子が如く、滴る雫。
「鳴けばしっかり厠で出させてやるぞ?」
ニヤニヤと嗤う口元、ひび割れた爪が貴方の胎を傷つける。
「う、ぅうぅ、ぁ、自分、は、狐では」
云うなり、その膨れた胎をぐぐ、と押す脚。
思わず脚を窄める仕草に、限界が近い事は一目瞭然。
「では、畜生如く粗相すれば思い知るか?え?」
「ひ」
「今の胎は蛙の様だがなぁ?」
強いひと蹴りが入る、貴方の精神が…決壊する。
「ひっ、ぁ、ぁぐぅぅあああっあっ」
詮無き事、どうして止められようか。
それこそ、栓も無いのに、無茶な話だ…
ばたばたと床を濡らして、噴水の様に磨かれた床を穿つ。
がくがく震える脚に伝い、失禁とも見紛う。
苦悶の表情で仰け反り、喘ぐ主人の白い喉元を喰い込む白布。それが強く引かれた。
びたん、と顔から床に突っ込み、呻き声が聞こえてくる。
ふるふると上がる面は、鼻から血が薄く垂れて痛々しい。
「おい、折角の顔だろうが、其処の価値を落とすでない」
向こうの装束がその行為に憤慨する、しかしそれは心配とも違う。
「ほう、断食はしっかりと守っていたのだの?」
ひくひくと蠢く坩堝を卑しい眼で眺め、屈みこんだ装束の頭巾が寄る。
「漏らした神酒が綺麗なままだて、ひひ…」
「そ、その為に…まさ…か…」
「ん、ふひ、美味い、まっこと美味いわ…」
「あ、ぁあぁ、お、御上、ィぃぃいいいぃぁああぁあ」
蕾から無理矢理ちゅうちゅうと吸い出す蟲の様な装束に、いよいよ主人の声がおかしくなる。
「な、ぜ、何故に、視えてる、視える、のに、悪…魔?悪魔か?悪魔で在らせられますか、御上、まさか」
ああ、壊れていく。折角、手折らぬ様に、愛でた花が。
孤高の花が。この里で、唯一腐れの無い、貴方が。
「悪魔?ふはは、それこそ“まさか”なり、悪魔を使役しむる側なるぞ?我等烏は!」
ひとしきり舐め吸われた孔、見れば舌まで入っていて、隠すこの身を戦慄かせた。
下肢を忙しなく揺らす黒い装束に、淫鬱な空気が漂い始める。
「さて、誰が突き破る?」
その一声に眼を見開く、そんな主人の脳裏に、今何が過ぎっているのだろうか。
貞操観念の排他…淫蕩に耽る俗な記事…書物で得た知識だろうか。
「膜なぞ無いに、初物という捉え方も可笑しな話だろうて」
「高純度のMAGを湛えた肉壷なら、雄もしごき甲斐があるってもんだろうさ」
ああ、きっと脳内のそれ等知識が、下卑た猥談で掻き混ぜられている。
しとどに濡らされた其処に、何が入るのか。
人間が排泄する其処から、何を逆に?そんな事、この状況で解らぬ筈…無かったのだ。
「虫拳で決めれば良い」
「それは良いわ」
どっと沸く黒い装束の嗤いに、震えすら止めた私の主人。
開始された虫拳は、蛙と蛇と蛞蝓を模した拳で戦う遊戯。
三すくみの鬩ぎ合いに賭けられるのは…あの方の、操というのに。
そんな…童の遊戯で?
まるで、おはじきや飴玉と同程度の価値を賭けるかの様な。
「おい、待ってたも」
蛇の拳を出して勝ち残った装束に、静止の声が掛かる。
やや不満気に、止めに入った装束を見やる一同。
転がる主人の眼に、微か生気が戻った、その瞬間。
「もう少し成熟してからで無ければ、裂けてしまう、もう二年程待たぬか?」
暗転…その、欲に濡れた声音に、希望は霧散する。
「ゆっくり拡張すれば良いだろうに…な?それこそ、管でも入れさせてみればどうかね?」
「管の携帯を尻の孔に?それは流石に…っくく」
「いやしかし、落とさぬように胎に力が入ろう」
「修行か?」
さも可笑しそうに爆笑する。貴方の尊厳など、もうこの空間には無い。
今、此処で飛び出せば如何なろう?私は斬り捨てられるか?
貴方と離されるのだろうか?
(夜様が私のサマナーではなくなる)
あの、聡明な仔が。
あの、高慢で、気高い…
私に名を赦した、あの方が。
この腐敗した里に佇む、美しい花が。
「紺野、お前を捨てた親でも恨むが良いわ」
腕の戒めは解かれ、代わりに捕らえる黒い袖。
「その様に綺麗な顔…有り余る魔の力…持って生まれた事を恨むが良い」
仰向けにされる相貌は、唇が、ほんの僅か…震えていた。
「お、親御など、自分に、は……何、を、何を恨めと申されましょう」
「なれば自分を恨めば宜し、此処に葛葉の候補として、今居る、己をな!」
ぐずぐずと、無理矢理侵入する、貴方の下から、異物が。
「は」
仰け反り、白布の隙間から喉笛が覗く。
虚空を見つめたまま、白目を剥いた私の主人は、喘ぎも呻きもせず。
隙間風の様な、何かが吹き抜ける音。
「っ、は…ひ」
風の音なら、救いがあったろうに。
「っ〜ひゅ、ひぅッ…ッ!〜っひ…〜」
目尻に、雨垂れの様に、一滴、伝っていた。
今まで、独りだろうが、暴力を受けようが、涙ひとつ見せなかった貴方が。
「おいおい、過呼吸を起こしておるぞ?」
「胎いっぱいで苦しいのか?まだ根までも入ってないというに…」
生木に鉈でも喰い込ませた様な、そんな音が視覚から鼓膜という器官を振動させる。
正常とは云えないその呼吸、ビクビクと痙攣する肉体。
受け入れる事には適さぬ器官で、幼いその器で。
貴方のすべてが、黒い影を拒絶していた。
「おい誰か、この発作を止めてやれ」
「死ぬぞ」
悠長に構える烏の群れは、そう云いつつも嗤っている。
(夜様)
誰にも視えていない、この手を差し出す。
何も出来やしないのに、貴方は縋る事も出来ないのに。
「袋を持て、信玄袋でも良い、あてがえ」
「要は、その陰の呼気を戻せば良いのだろう?ひひ」
私の透けた腕の向こう側、主人の頭は床に打ちつけられ…
「ぁむッ、ん、ぉぉおおおっぉ」
其処に跨る八咫烏の三つ目の脚を、口に突っ込まれていた。
「息が詰まってしまうぞよ」
「やれ、おんしの袋を突っ込んで如何する…」
「っふ、低俗なりや、ひひ!」
黒い群れの中、突き出た細い脚…
時折引きつった様にびくんと蠢き、くぐもった悲鳴が漏れる。
「ぁ゛ ぁあぁ ぁ゛ あ ぁ」
下肢には相も変わらず歪な鎖が打ち込まれ。
「げっ、ぅげぇえええええぇえっ」
人形が如く揺さぶられ、引き抜かれた其処から、逆流する白。
上から、下から。まるで管から溢れるMAGの様に、管から溢れる血の様に。
滲出したそれは、内部を蝕むのだ、きっと。
「流石にまだ狭いか」
退いた装束がそう呟けば、替わりに息の荒い装束が。
貫かれたばかりで、赤い雫までも垂らす蕾に、脈打つ口吻が再び挿し込まれる。
吸う為に非ず、注ぐ為、腐った蜜を。
「胎が空いておろう?たんと喰え!儂等のが呑めぬとは云わせぬぞ?」
「お前は烏に拾われた、生き人形も同然なのだ」
呪いの言葉が、あの方の存在を塗り替える。
「葛葉に適した才は、確かに有る…がな!」
死人の様な、青白い肌に、飛沫がかかる。
口を目一杯に抉じ開けられた主人。あの日釣った、魚の眼。
「安心するのだな、万が一成れなかった場合、瑞々しい間なら囲ってやろう」
若き肢体からMAGを浅ましく啜る、老烏。
その鉤爪に、肌を刻まれた貴方が、ゆっくりまばたきをした…
喉奥から、器官を抉って引きずり出されたアレ。
共に引きずられて、出た言葉。
「…く…げふっ、が……ぼ……僕、は……葛葉、に……」
ぶるりと震える装束の黒が、白い線を鮮明にする。
白く滑るそれが、てらてらと灯篭に照らし出されたなら、淫靡な腐臭が漂う。
「に、んげ、ん…に…ぼ、く」
朦朧とした呟きは、黒い袖から覗く骨ばった、しかし脂っぽい手で、ばちりと遮断される。
頬を赤く腫れさせ顔が反対向きになれば、続いて首の布が引かれて戻される。
「四天王に成りたくば、せいぜい壊れる事の無い様にする事だ、狐」
魚の眼の焦点が定まって、色は陰りを増す。
「お前は人に非ず、畏怖すべき獣なのだ…それは破壊の才」
「人の世に居れる事を感謝しろ!何の仔かすら定かでは無い童を此処まで育ててやったのだから」
「サマナーに成るのだろう?…儂等の機嫌取りくらい軽かろうて?交渉してみい、ほれ?」
主人の…その苦悶から滲み出る、眼の暗い輝きは…
私の、悪魔の性を鷲掴みにした。
「この世に生を与えてやったヤタガラスに、血肉で奉公するが良い!」
「さて悪魔会話じゃて、そうだな…狐の真似でもしてみぃ?」
突如開始される交渉劇。
得物をつき立てたままで、交渉とはこれ如何に?
「さすれば、この場は抜いてやらぬでもない…」
注がれる声に、白い唾液を端から垂らす主人は、小さく…
「こ……ん」
崩落して往く。いや、創造だろうか。
路を、決めてしまったのか。
「それではおんしの記号だろうが、畜生が如く啼けと云っておろう!!」
ぎち、と音を発して深く喰らい付こうと抱えられた脚。
痛みからか、諦観からか、既に悟ったのか。
貴方は小さな唇を…やがて大きく抉じ開けた。
「コンッ、コンコンコンッ!!!!」
高い天井に響いた、そのかすれた啼き声が…私の、何かを奪った。
が、しかし、にしゃりと嗤った装束は満足そうに…そのまま腰を沈める。
話が、違う。
「条件提示なぞ無関係なのだ…騙し合いなるぞ?悪魔との交渉は」
しわがれた御上、そのひと啼き…思い切り突き上げられる主人。
そして、結合の股座を隙間から蹴る、他の烏の脚。
「支配し切れぬサマナーなぞ、此処には要らん」
「ッひぎぃいぃいぃ!!」
「支配の術を、支配されて学べ」
その脚に強かに揉まれ、雁字搦めに墜ちた少年。
「……なんだ、失禁しとるではないか」
「強いMAGでも含んどろうか?くっ、誰かこの聖水でも啜ってやれ」
ああ、その小水すら食む烏達よ。
何処まで、私の主人を喰らう?何処まで育てる?
己の欲を、葛葉の席とすり替えて。
体に支配を、狂気を教え込まれた、繰り人形を作るのか?
(隠し切れぬ)
限界だったのか…気付けば脚は勝手に部屋を抜けようとしていた。
御上達の命令通り、隠し身にて、佇んでいた、観客の様に。
それがどれだけ滑稽だったか、今になって強く内を叩く。
ああ、貴方を…私は…
火鉢の、微かな音が雨音に混ざる。
空気を喰って燃えるソレが、人間の胸を温めるを、主人を見て初めて実感したのは最近の事。
格子の外に過ぎる気配、それに立ち上がって、戸口を開けに駆けた。
『夜様』
いつもの声で迎えれば、全身濡れそぼつ貴方が立っていた。
思わず足元を確認する、白い残滓が流れ伝って、水に融けだしてはいないだろうか、と。
そんな私の卑しい心配を余所に、ぴしゃりと声が飛ぶ。
「部屋、暖めてあんの、リン」
『はい、勿論抜かり無く』
「夕餉は」
『は…』
その言葉を、疑った。
まさか、今さっきまで、あんなにされていたというのに。
貴方は、その体に、胃という器官に、物を入れるのですか?
『あ〜…すいませぬ、どうにも、雨音で記憶が霞んでましてね』
「してないの、用意」
『直ぐに致します、乾物と茶の…茶漬けで宜しければ』
ぐしょりと重みを増した着物を、土間で絞る姿をちら、と見やる。
『傘は、どうされたのですか』
「…お前に持たしてばかりだから、自分で持つの、面倒だった」
嘘仰いな。
体の、生乾きの汚れを、雨に融かしたかったのでしょう。
落ちきるまで、雨に打たれていたのでしょう。
でなければ、下着が塗れそぼるのは、おかしい。
『全く、私が居ないと何もお体を大事になさらない』
笑って支度を進める私は、愚かだろうか。
私が居ても、何も、護られなかったろうが。
(ああ、誰が、私の主人なのだ)
貴方だ…いや、前の主人か…いや、サマナーを統括する里か。
私は、何に従っている?
『ふうふうして差し上げましょうか?』
「いらん」
冷えた襦袢を箪笥から取り出し、それを纏った主人。
盆に乗せた食事を、す、と座る傍に突き出す。
火鉢、湯気を湛えた茶漬け、異国の織物。
あたたかいものに囲まれているというのに。
『用事、お疲れになりました?』
「…食事の時、返事しないに、僕」
それだけ返して、唇にかき込む。
先刻まで、肉を銜えた其処で……
『夜様…?』
「…ぁ…はぁ……っ、ぐ」
が、その平静は、雨音が強まる事で如実になる。
貴方の呼吸の乱れが、不規則な雨粒に共鳴し、泣くのだ。
『夜様!!』
突如、すっくと立ち上がり、障子をもどかしく乱暴に撥ねた貴方。
追う私の眼の前で、小さな体をくの字に折り曲げ。
「ぅ、ぉぐ、ぇえぇえええェ、エッ」
吐寫される物は、明らかに今摂取した物より容積が多い。
白い濁りが雨の小川に流れて、庭を横切る。
「ぅ、く、える」
咽ながら、口を押さえ、指の隙間から尚、零す貴方が叫んだ。
「喰える!喰えるぞリン!!僕はまだ喰えるっ!!」
『落ち着いて、下さいな』
「胎を満たすんだっ!さっさと埋めるんだ!もう断食は終わったんだッ」
暴れる貴方の肩に、静かに外套をかける。
あの日を思い出して、唱えた。
『急な摂取は、負担がかかります…お体、大事になさって下さいね』
誰の為?
『さ、湯浴みしましょうか』
「……」
微笑んで、理由も聞かず。
『処理しなくては、痛くなりますからね』
私は、察した振りをしたのだ。
深く問わず、主人の体をまず労わる、有能な振りを。
私に縋る貴方を見下ろして…微笑んでいたのだ。
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