御統

 マガタマを鎮め破棄する事により悪魔の姿から解放してもらおうとする短編集。
   第三者視点にて、人修羅やライドウを見る形が多い。(時系列は上から)

《禍魂の糸口》*序章……人修羅視点、愚痴りながらアマラ深界を往く。

「骨の針」*ワダツミ……寂れた海岸を散歩、老人の捜し物を渡す。

「土の器」*アダマ……とある陶芸家、悪魔をモチーフにした作品を作り続ける。

「夭逝の環」*ゲッシュ……リアリスト少女とドリーマー少女、黒いタトゥーの王子様に逢う。

「夜の蜃気楼」*シラヌイ……大正20年、生意気な14代目候補を星明りのもと目撃。

「天空車のルウ」*ヴィマーナ……飛行機をジャック?した、シヴァとパールヴァティ夫婦。

「笑気の沙汰」*ミアズマ……英国北部の村に派遣された二人、ベルゼブブの戯れ。

《円がれたる》*終章……まろがれたる、また一周。

〈後記〉※一部抜粋
---御統に関しては再販・続編など検討中……でも載せちゃいます、作品情報は下記。---


[御統]-みすまる-


※売切れ
2012.11.18(Moon PhaseV)
穿って見ればライ修羅/15歳以上推奨/※やや猟奇描写/sumple
150p/カバー有新書(文二段組み)/ondemand/¥500
収録マガタマ…ワダツミ・アダマ・ゲッシュ・ヴィマーナ・シラヌイ・ミアズマ

マガタマをテーマにした短編集。様々な場を巡り、全てのマガタマを棄て人間に戻ろうとする人修羅の話。
巻き込まれ系、第三者視点、ミステリーっぽいもの…など等、様々な内容です。 全話に伏線や共通した存在が有るので、よければ探してみて下さい。
人修羅とライドウは、カップリングというよりコンビ色が強めです(しかし、喧嘩の割合はかなり高いです)
カバー・挿絵は人と悪魔とのkent様に描いて頂きました。
★初版分はしおり付き。